水戸済生会総合病院

看護師特定行為研修のご案内

日本の医療は看護師のさらなるスキルアップを必要としています。

看護師特定行為研修とは?

特定行為とは、診療の補助であり、看護師が手順書により行う38行為です。2025年に向けて、さらなる在宅医療等の推進を図っていくためには、個別に熟練した看護師のみでは足りず、医師又は歯科医師の判断を待たずに、手順書により、一定の診療の補助を行う看護師を養成し、確保していく必要があります(厚生労働省:特定行為に係る看護師の研修制度の概要)。

特定行為の実践には、実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能が特に必要とされ、厚生労働省により指定された施設で研修を行います。特定行為研修は国家資格ではありませんが、特定行為研修終了後、修了試験に合格した者は厚生労働省に登録され、修了者数は738名となっています(2017年12月現在)。

水戸済生会病院では、2018年10月の開講を目指して現在受審準備を進めています。

水戸済生会総合病院の
研修の特色

水戸済生会総合病院では、「共通科目」と「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」及び「血糖コントロールに係る薬剤投与関連」の2区分の特定行為研修を行います。講義は、S-QUE研究会®と提携し、E-Learningにより行いますので、受講生の学習進度に合わせて受講していただくことができます。また、演習・実習は研修医の指導を担当している臨床研修センターの協力を得て、総合内科、循環器内科、救急科、腎臓内科の医師が担当します。また、特定行為研修を修了した看護師も自らの経験を活かし、受講生の学修相談やサポート、指導に関わります。

日進月歩の医療に関わり、勤務しながらの330時間超の学習は大変かと思いますが、リカレント教育の重要性が叫ばれる中、特定行為研修はまさにうってつけの環境です。当院では、特定行為を安全にタイムリーに実施するために、「医師と十分にディスカッションできるだけの知識の習得」を目標にその基礎となる「アセスメント能力の習得」を重点的に指導させていただきます。当面は、2区分ですが将来的には、急性期、あるいは地域医療に関する区分を増やし、茨城県の医療を支える看護師を多く輩出行きたいと考えています。興味があれば見学も受け付けておりますので是非ご連絡ください(連絡先参照)。

  • 臨床研修センター長 循環器内科/総合内科 千葉 義郎
  • 特定行為研修責任者 診療看護師/特定看護師 青柳 友和

研修理念

水戸済生会総合病院看護師特定行為研修は、社会から求められる高度急性期医療、及び地域包括ケアの中で活躍できる高度かつ、専門的な知識と技術を持ちえた看護職を育成する。実践においては、済生会の基本理念「施薬救療」の精神に基づき、全ての人々の尊厳を重んじ、医療安全に配慮した良質の医療と看護を提供する。さらに、個人が主体的にキャリアを開発できる看護職の育成を目的とする。

修了後に期待される役割

急性期病院
人工呼吸器の管理やペースメーカー、IABPなどの補助循環装置、カテコラミンなどのハイリスク薬などの知識を得、手順書に基づき調整していくことで、最適な治療環境の提供が期待されています。また、臨床推論を学ぶことで、医師に対し適切なタイミングで適切な内容を報告することができ、チーム医療を推進していくうえで欠かせない存在となります。
介護施設
脱水症状に対する輸液による補正、感染徴候のある者に対する薬剤の臨時の投与などを手順書に基づき行うことで、利用者の重症化の予防などの役割が期待されています。素早い判断と行動は、利用者や家族との信頼関係につながり、また、医療従事者の少ない環境下で他のスタッフに対して指導的に関わることで、組織全体のアセスメント能力の向上にも貢献できています。
訪問看護ステーション
研修で得たフィジカルアセスメントや臨床推論を活かし、訪問の際の異常のサインを見逃さず、鑑別疾患を上げ、在宅診療を共に行っている医師へ報告、手順書に基づき、必要な処置を行います。また、胃ろうなど継続的な医療サービスが必要な利用者の受診に伴う苦痛や在宅医の負担の軽減、利用者の重症化の予防、救急搬送数の減少などが期待されています。
  • *厚生労働省 看護師特定行為研修リーフレットを参考に作成

研修概要

1 研修内容(共通科目・特定行為区分)及び時間数

①共通科目

  • 臨床病態生理学 47時間
  • 臨床推論 45時間
  • フィジカルアセスメント 45時間
  • 臨床薬理学 46時間
  • 疾病・臨床病態概論 60.5間
  • 医療安全学 60時間
  • 特定行為実践 47時間
  • 小計 320.5時間

②特定行為区分

栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
  • (共通)輸液療法の基礎知識 12時間
  • 持続点滴中の高カロリー輸液の
    投与量の調整
    12時間
  • 脱水症状に対する輸液による補正 12時間
  • 小計 36時間
血糖コントロールに係る薬剤投与関連
  • (共通)糖尿病とインスリン療法の
    基礎知識
    15時間
  • インスリンの投与量の調整 21時間
  • 小計 36時間
  • *特定行為区分は、1区分のみ、あるいは2区分の履修が可能です。ただし、共通科目のみの履修はできません。
  • *講義は、共通科目、区分別科目ともにS-QUE研究会®提供のE-Learningを使用して行います。講義の視聴は水戸済生会総合病院看護師特定行為研修 研修室あるいは、ご自身の端末による自宅等での視聴も可能です。
  • *演習・実習は水戸済生会総合病院で行います。

2 研修期間及びスケジュール <研修期間> 2018年10月1日〜2019年3月31日(第1期生)

<研修期間> 2018年10月1日〜
2019年3月31日(第1期生)

*2018年は締め切りました。2019年4月に第2期生の募集開始予定です。

  • 10月
    • ・入講式(2018年10月1日)
    • ・共通科目 演習/実習
      (2018年10月より2ヶ月)
  • 11月
    • ・共通科目 試験
  • 12月
    • ・区分別科目 e-Learning
  • 1月
    • ・区分別科目 実習
      (2019年1月より2ヶ月)
  • 2月
  • 3月
    • ・修了試験
  • *スケジュールは予定です。変更となる場合がございます。
  • *2018年度に限り、E-Learningによる共通科目の講義の視聴が終了している必要があります。
  • 詳細は事務局担当者までお問い合わせください。
  • *②共通科目 演習・実習期間中は、週2日程度の通学が必要となります。
  • *④区分別科目 受講中は、週1日程度の通学が必要となります。
  • *⑤区分別科目の実習は約2か月ですが、実質2週間程度です。ただし、症例の多少や個人の理解度により変動する可能性があります。実習期間は、およそ週2日~3日程度となります。勤務を継続への制限はありません。

3 概要詳細
(定員・出願方法・受講料など)

定員10名

募集を行う特定行為区分

  • 栄養及び水分管理に
    係る薬剤投与関連10名
  • 血糖コントロールに
    係る薬剤投与関連10名
  • *併願可能です。
  • *水戸済生会総合病院枠約5名、院外採用枠約5名

出願・選考について

*2018年は締め切りました。2019年4月に第2期生の募集開始予定です。

出願方法
持参あるいは郵送(当日消印有効)
出願期間 *2018年は締め切りました。2019年4月に第2期生の募集開始予定です。
選考方法
選考日 2019年6月予定
選考方法 書類選考及び面接、小論文
出願資格
  1. 1)日本国内における看護師免許を有すること
  2. 2)看護師免許取得後、3年以上の実務経験を有すること
  3. 3)所属長(看護部長または同等職位)の推薦を有すること、ただし現在勤務していない場合は不要。以上、上記すべての条件を満たすもの

研修受講料

受講審査料及び納付金、共通科目・区分別科目受講料
受講審査料及び納付金、共通科目受講料
  • 受講審査料 ¥20,000
  • 受講納付金 ¥30,000
  • 共通科目受講料 ¥380,000
区分別科目受講料
  • 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 ¥72,000
  • 血糖コントロールに係る薬剤投与関連 ¥72,000
修了要件

本研修を修了するには、下記の条件をすべて満たす必要があります。

  1. 1) 共通科目をすべて履修し、筆記試験及び観察評価に合格すること
  2. 2) 選択した区分別科目を履修し、筆記試験及び観察評価に合格すること
  • *すでに共通区分を修了した条件で受講している場合は、1)は除外
補助金

対象となるもの

  • ・一般教育訓練給付金(上限10万円)
  • ・キャリア形成促進助成金(800円/h)*大企業の場合(400円/h)
  • ・看護師特定行為研修推進事業補助金〔茨城県〕(病院等30万円・訪問看護ステーション50万円)

交通アクセス

茨城県水戸市双葉台3丁目3番10号

  • 赤塚駅より約10分
  • 水戸駅より約25分
  • (最寄り高速道路)
    常磐自動車道 水戸ICより約5分

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